商業教育
商業教育とは
まず、商業とはどのような学問でしょうか。
専門高校の中でも、農業・工業高校などは「ものづくり」を中心とした教育ですが、商業高校では「資産づくり」、いわゆる金儲けをするための教育ではなく「ひとづくり」であると言われてきました。しかしながら、人間形成はすべての学校における根本的な教育理念であり、特に商業高校だけに求められるものではないはずです。どうして「ひとづくり」が商業教育の精神なのでしょうか。それは「商業」とは、人と人との関係によって成り立つ仕事であるので、互いに信頼・信用がなければ成立しません。そのために、ビジネスに必要な知識だけでなく、勤労観や職業観を育成すると同時に、「コミュニケーション能力」の育成、とりわけ「社会に通用する常識とマナー」を身につけた人材の育成を図ることが求められているからです。
このページでは、商業教育の魅力をご紹介します。
設置学科
本校全日制は2つの学科から構成されています。
《各学科教育目標》
商業科 | 実践的な学習を通して、商業に商業に関わる幅広い知識や技能を身につけ、地域社会に貢献できる人材を育成する。 |
会計システム科 | 「会計」および「情報」の分野に関わる、高度な資格取得を目指すとともに、地域社会の中心となって活躍できる人材を育成する。 |
小諸商業高校の特色
≪ビジネス探究プログラム≫
令和4年度から導入され、長野県では本校しか取り組んでいない授業です。1年生が週1回、4時間連続授業の中で、自分や世の中のこと、ビジネスについてなど様々なテーマに沿って自分たちで考え、まとめて発表するという内容になっています。 この授業では、生徒たちが思考を止めず、自分で考えることを大切にしていますので、先生たちが教える場面もほとんどありませんし、正解もありません。 「ビジネス探究プログラム」を通して、小諸商業高校で新たな学びの可能性を探してみましょう!
≪デュアル実習≫
本校では令和2年度より地元企業協力のもと、デュアルシステム(企業と学校での同時並行的な学び)を導入しています。年間約15回の企業実習をとおして「働く」ことの楽しみや厳しさを実感しながら、服装・マナー・礼法などの「あたりまえ力」や「社会性・コミュニケーション能力」の向上を目指します。
スマイル小商店街
スマイル小商店街とは・・・
私たちが学んでいる日ごろの学習成果を、体験的な場で生かすための活動組織として平成19年度、生徒・職員が出資、「より親しまれる学校として、地域交流・貢献を、そして新たな伝統へ」をキャッチフレーズに、地域での貢献活動や魅力ある行事を通して、地域と連携した街づくりをめざそうという理念のもとに、設立されました。
「スマイル小商店街」という名称は『小商と商店街』を通じて交流する人々が、『笑顔で暮らして幸せに』 スマイル小商店街は、販売実習・キッズワーク・地域交流イベントを3本柱に行われています。
販売実習 本校で学んでいる商業の技術を活かして、地元地域や全国の名産品の商品を仕入れ、オリジナル商品の開発を行い、地域の方々に販売する。こうした一連の活動を通して、商業の学習で学んでいることを実際の動きとして体感する。 |
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キッズワーク 小学生就業体験活動(キッズワーク)では小学生が職業体験を通して、就業から報酬を得るまでの社会の仕組みを学ぶ。小学生がキッズワークを楽しみながら、その目的が自然と身につけられるように、本校生徒はサポート活動を行う。 |
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地域交流イベント 地域の方々の日頃の活動(幼稚園児の歌や演奏、小中学生の合唱や吹奏楽、一般の方々の作品など)を、本校で発表、展示、紹介する。地域の方々の発表会を企画することで、地域でクラス人々の活動を知ることができ、さらなる交流を深める。 |